今日7月1日は「弁理士の日」です

今日は「弁理士の日」です。弁理士といっても嘗てはあまり知っている人がいなく弁護士に間違えられたり、ひどいときは便利屋に間違えられることもありましたが、近年の知的財産を重視する国内外の動きから知名度が急速に高まりつつあります。

 この弁理士の日が制定されたのは、明治32(1899)年7月1日に弁理士法の前身である「特許代理業者登録規則」が施行されたことに由来するものです。そこで本日は、制定日から120年の節目に当たることからホテルニューオータニにおいて「弁理士制度120周年記念式典・記念祝賀会」が開催されました。

 弁理士は、発明・考案・意匠・商標などの知的財産の創造から保護、活用までをトータルサポートする、知的財産に関する専門家で、今年3月末時点で、会員数11,336人です。また、女性弁理士はその内1,732人と約15%を占めています。この会員数ですが、小泉内閣からの規制緩和推進策によって、ここ20年の間に3倍近くも急増しています。国策で増やしているとはいえ、そろそろ限界に近付いているのではないかと個人的には思います。

 このような弁理士の主な仕事は、特許権実用新案権意匠権、商標権などの知的財産権を取得したい方のために、代理人として特許庁への手続きを行うことですが、そのほかにも知的財産の専門家として知的財産権の取得についての相談、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受けて助言、コンサルティングも行っています。

 弁理士は、上記したような仕事を通じて、特許庁、顧客としっかりとトライアングルを組み、我が国の知的財産制度、及び経済産業制度の発展に貢献することを目指しておりますので、ご活用いただければ幸いです。 

f:id:SwanIPO:20190701131712j:plain

マスコットキャラクターの「はっぴよん」です(日本弁理士会ホームページより)