「菫にらみ」にあったらお手上げ?

最近の囲碁界の話題は、この4月に史上最年少で日本棋院囲碁プロ棋士になる10歳の仲邑菫(なかむらすみれ)ちゃんです。まだ小学4年です。今夜のNHKニュースでも韓国の世界チャンピオンと記念対局したことが報じられていました。僅か3歳で囲碁を両親(父親はプロ九段)から教わってここまで来たのは韓国での修業も影響したのでしょうか。それにしても恐るべき女の子が出現したものです。
 
近年日本は韓国や中国に押されており、これに危機感をもった日本棋院が新たにエリートを養成する一環としてプロ試験を受けなくともプロ棋士になれる制度を創設して採用したものです。このような制度は卓球界でも行われており、先日の日本選手権で決勝まで進出した中学生等どんどん年少のエリートが誕生しています。
 
菫ちゃんが韓国のライバルと練習碁を打っている様子が新聞に載っていました。記事では着手後にチラッと相手を見つめる仕草が「菫にらみ」として写真入り紹介されており、対局中に相手を見つめることはあまりないので思わず笑ってしまった。どういう思いで見つめているのであろうか。「これでどう・・」とでも言っているのかなあ。この年頃の子は棋力が伸びるのが早いので、すぐに既存のプロ棋士に勝ってタイトルを取りそうな予感がする。将棋界では昨年藤井聡太くんが話題を独占したが、菫ちゃんも藤井聡太くんにつづいて欲しい。