古民家へ

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連休の束の間の時間を利用して愛車(チャリオ君)に乗って近くにある古民家(小林家住宅)を見学に行ってきた。写真は門を入ったところから母屋を撮影したものである。


初老の管理人が一人いて母屋の囲炉裏で火を焚きつけていた。もらった資料によると、母屋は江戸時代の嘉永5年(1852年)に建築されたそうだ。嘉永といえばアメリカからペリーが来航していた幕末の時代ではないか。まずその古さに驚かされる。また、この母屋、もともとは旧砂川九番組に在ったのを立川市重要文化財指定に伴い平成5年に現在の「川越道緑地」内に移築復元したのだそうだ。


母屋は六間型(土間を除き六部屋で構成される)となっている。そして、最大の特徴は、母屋北西に配置され、最上級の客を接待するための十畳ほどの「オク」の間で、床の間、違い棚、書院などの座敷飾りは、当時の武家住宅に匹敵するほどの高い格式を持った作りとなっている。また、各部屋とも天井が高く、よけい広々とした感じがする。


小林家は農家であったらしいが、農家がこのような立派な座敷飾りを持っていたのは、もちろん農家としても上層に属していたのであろうが、その文化水準の高さを物語っているのではないだろうか。写真でお示しできないのが残念である。