またもや第二の「すみれ」ちゃんが現れる

また囲碁の話になってしまいますが、新聞報道によると、上野梨沙(うえのりさ)さんという12歳の女の子(小学6年生)がプロ棋士になったそうです。前に史上最年少で日本棋院囲碁プロ棋士になる10歳の中邑菫(なかむらすみれ)ちゃんを「菫にらみ」として紹介しましたが、その「すみれ」ちゃんに続いての朗報です。
 
梨沙さんは、史上3番目の若さでプロになったそうですが、5歳年上のお姉さんもプロ棋士だそうなのできっと碁には筋の良い家系なのでしょうね。お姉さんの上野愛咲美女流棋聖と同じ藤沢一就八段門下で修業を重ねてきたのだそうです。
 
藤沢一就八段といえば父は藤沢秀行名誉棋聖、長女は女流四冠などを達成した藤沢里奈四段など囲碁界では有名な囲碁ファミリーとしてよく知られています。新宿こども囲碁教室を主宰していて熱心に囲碁の普及と指導をしており、その門下生である囲碁棋士は多数います。私もその教室をちょっと覗いたことがありますが、そのときは門下生で関西棋院に所属している初段の棋士が何人かのこどもを相手に多面打ちでの指導をしていました。
 
かつては世界一だった日本の囲碁が、韓国や中国に抜かれてしまい、その立て直しが急務となっています。そのためにも梨沙さんにはすみれちゃんと、互いにライバル意識をもって研鑽し日本の囲碁界を盛り上げ、韓国や中国の棋士と対局して勝てる、世界的に強い棋士になってもらいたいものです。