投資の勉強会のお誘い

友人から勉強会にお誘いのメールがきた。仕事柄、知財に関するものかと思っていたところ投資であった。彼曰く、我々も相応の歳になってきて半分ご隠居さんみたいになり、年金もあてにならないご時世なので、本業以外でもそれなりに稼がなくてはならない。そのために自分は数人と投資に関する勉強会をやっているので参加しないかと。「隠居さんみたい」って、失礼な!まだ、そのつもりはないよ、と思ってはみたものの、彼も一線を退いており、同世代なのだからやむを得ないか・・・
 
それで参加するかどうかを決めかねていたところ、勉強会で使っている本を何冊か紹介された。その中のお薦めの一冊「インデックス投資は勝者のゲーム」(ボーグル著)をさっそく斜読してみた。そこには投資戦略について縷々解説されているが、要するに投資の最善の方法は、アクティブ型でなく、インデックス型のファンドを取得し、永遠に持ち続けるということのようである。
 
インデックス型のファンドの種類はともかく、長期投資を運用の指針としてきたこれまでの私の投資法と基本的にはさほど違いはない。永遠に持ち続けるということ以外は納得できる。しかし、このような投資の勉強会に参加するのにはやはり抵抗がある。まだ気持ちとして一線を退いたという認識がないし、平日に開催される勉強会へ参加するための時間の確保もままならず、その時間を投資の勉強のために使うのはもったいない気がするからである(週の半分でも自由な時間があれば別であるが・・・)。
 
このようなことから出した結論は、投資はこれまで通りほどほどでよい。むしろ今しばらくは投資より他にできることをやった方がよいと考え、お誘いを丁重に断わろうかと思っている。